特設
2024.12.13
南極日記(6)
今日は東経110度、南緯45度地点で、2回目の海洋観測を行いました。
写真のように、採取したプランクトンの色が昨日と全く違いびっくりしました。
また、今日はArgoフロートとオーストラリア気象局から依頼されたブイの投入がありました。Argoフロートとは、写真の黄色いロケットのような形をしているもので、水深2000mまでの水質等を測定できる機械です。
これを写真のように箱に入れて、海に投入します。
この機械には、バッテリーとセンサーがついていて、海水の塩分や温度等の水質を調べ、衛星回線を通じて、その結果が送られてくる仕組みになっています。
今、世界中の国で、海の状況をくまなく調べるために、このような装置を投入し、データの共有をしているそうです、毎年、しらせから、この機械を投入しているそうです。
投入した機械は寿命が3~4年で、寿命が尽き海に浮かんでいるものは、見つけた船が回収しているそうです。このほか、海上保安庁による海底地形調査について取材してきました。
しらせの船底に搭載したマルチビーム音響測深機により、水深7000mまで、海底の様子を調べているそうです。
海図という海の地形図を作成するにあたり、まだ海底の地形が解明されていない場所を調べ、より詳しい海図の作成に役立てるそうです。
今、2030年までに世界中の海底の地形を明確にしようとする計画が進行しているとのことでした。
改めて、海については、まだまだ未知なことが多いんだなぁと感じました。
そして、皆さんの一番の関心事でしょうか?今日の晩ご飯は太刀魚の唐揚げでした。
地図は、現地時間の12/12 19:45のしらせの位置です。