最新情報Latest Information

南極日記1/7(32)

ブログ

2025.01.08

南極日記1/7(32)

 朝のうちに、「しらせ」から昭和基地に戻る予定が、強風のためヘリが遅延し、「しらせ」で昼食をとってから、昭和基地に戻りました。  「しらせ」でのランチは鶏肉メインで、昭和基地での晩御飯は豚肉メインでした。  昭和基地に戻って、すぐ、基本観測棟に行き、週一回飛ばすオゾンゾンデの放球を取材してきました。  毎日飛ばすラジオゾンデと比較して、かなり大きい気球だということが分かると思います。  違いについては、1/30の南極授業の中で気象庁の方に説明していただきますので、楽しみにしていてほしいと思います。  ここ数日、バルク輸送で「しらせ」から昭和基地に一年分の燃料を運んでいました。隊員や自衛官たちはシフトを組み、1日中作業をしていました。  このほか、夜中には気温が下がり海氷がしまるので、雪上車で大量の物資を運んでいました。  国立極地研究所のwebにあるリアルタイムの昭和基地19広場の様子ですが、今は広場に青いコンテナがあるのが見えると思います。  コンテナの数もとても多いので、一時的にここにも置いているようです。  昼夜問わず作業ができるのも、白夜だからということと、隊員や自衛官の頑張りによるものです。  1/7 21:50 昭和基地第1夏宿舎より

南極日記1/5(30)

ブログ

2025.01.08

南極日記1/5(30)

 スカーレン2日目。  野外観測での食事は、当然野外炊飯です。  日本と違うことは、食材や汁、調理で出た水分などの一切を捨てることはできないということ。  野外糧食は事前に切り分けて冷凍したものを、チームの担当者が見繕って用意するのですが、今回はちょっとしたハプニングがありました。  担当者が当初、私たちに説明していたメニューに必要な食材を別の段ボールに入れ、冷凍庫に置いてきてしまったのです。どうしようと途方に暮れていたようなので、ここは私に任せて!と、持ってきた食材を①余さない、②汁などが出たとしても使い切る、③温かくて美味しいの3つの条件を考慮し、ポトフとジャーマンポテト(昨日の晩ご飯)を作りました。  そして、今朝は残った野菜と調味料でスープと、挽肉をいため、カレー粉で味付けしたものを作り、炭水化物については、おやつ用のホットドッグと今川焼きにしました。  普段、重たいものを持ってもらっているので、せめてもの恩返しです。「南極料理人」と呼ばれて、ちょっと浮かれている私です(笑)  そして、今日はヘリコプターに着陸位置を知らせる信号発煙筒のピンを抜く仕事をしました。写真のようにオレンジ色の煙がもくもくと出て、ヘリに位置を知らせます。  最高の自然の中、いろいろな経験ができて、充実した二日間でした。  今日は、迎えにきてくれたヘリに乗り、そのまま「しらせ」に帰ってきました。  久しぶりに、ゆっくりお湯に浸かり、疲れがとれました。  ※最後の写真はアニメ「宇宙よりも遠い場所(よりもい)」のキャラクターと。  1/5 21時 しらせより

カテゴリー