特設
2024.12.19
南極日記(12)
今日から日本との時差が4時間になりました。
今日は午前中、「しらせ大学」の最終回。南極の海の魚の生態、オゾンホールがなくなったら?、ペネトレーターの可能性、昭和基地での夏作業の注意点についての講義でした。
特に、魚の生態に関しては、昭和基地周辺の海で釣れる85%はこの魚という「ショウワギス」(美味しいらしい)の胃の中にあった魚卵が、なんと「ショウワギス」の卵だったという話(なぜ共食いするのか?食べるのはオスだけ?ということも研究する)や、水をとるだけで、どこに、どのような魚がどれだけいるのか分かるというお話が興味深かったです。
また、南極での研究は宇宙の研究と直結する部分が多いことは、他の講義でもお話される先生が多かったですが、ペネトレーターはそもそも月へ打ち込む地震計として構想されたものということや、火星への有人飛行や月の極(北極と南極)の氷の様子を調べる研究がこの後、本格化すること。月の極にある氷の実態が分かれば、それを利用して宇宙船の燃料を月で作り、将来的には月が地球に帰る燃料や、火星に行く燃料の補給地となる可能性があることなど、ワクワクするようなお話を伺いました。
ペネトレータは私も持ってみましたが、結構な筋トレになる重さでした。
そして、18日はハンバーガーの日ということで、ランチはハンバーガーでした。美味しかったです。
地図は、現地時間の12/18 12: