特設
2025.01.22
南極日記1/13(38)
今日は朝7時45分に昭和基地初のフライトで約50km移動し、南極大陸のスカルブスネスにきました。
今回はアデリーペンギンの研究チームの取材のためにきました。
岩場と砂地を片道1時間ほど歩き、アデリーペンギンの繁殖地に。
ここでは、189羽のアデリーペンギンにGPSを、その内の100羽に加速度計を、さらに、その内の7羽にビデオカメラ、7羽にCTDをつけています。
このような計測機器で、何を調べているかというと、アデリーペンギンの体の動き(歩く、腹ばい、立って寝ている等)や、餌をとる場所(塩分濃度、水深、水温)などを調べています。
アデリーペンギンは、1年に卵を2個産みます。
11月はじめに、雄が先に営巣地(ルッカリー)に戻り、石を集めて巣を作ります。
その後、雌が戻ってきてつがいになり、11月末に卵を産みます。
大体クリスマス頃に雛が生まれ、今は子育て真っ最中です。
2月には営巣地を離れ海洋に出て行きます。
アデリーペンギンに付けた機器は、2月はじめに回収します。