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南極日記(13)

特設

2024.12.20

南極日記(13)

 今日は午前中、1月に実施する南極授業の打ち合わせをしました。  この授業は他の隊員の協力が必要で、例えば、スタジオでのディレクター、タイムキーパー中継地点のカメラマンや出演してくれる研究者など、誰に何をどのタイミングでお願いするのか、どの時間にどこの部屋を借りるのか、同じ66次隊でまかなえるものと65次越冬隊に力を貸してもらうことの整理など、着々と準備しています。  そして、観測隊にも係活動があるのですが、私は南極新聞の係になりました。  南極新聞はしらせの乗員と観測隊員の係が協力して週1ペースで発行します。  写真は観測隊の新聞係3名です。私を入れてこの3名は業務が似ていることもあり、割と一緒に活動することが多いです。  今日のランチは北海道の郷土料理「ちゃんちゃん焼き」でした。  そしてディナーですが、9のつく日はステーキということで今日はTボーンステーキ。すごいボリュームでした。  観測隊の中でエクササイズ同好会が自然発生し、朝、昼、晩と一日三回、20分くらいずつ運動しています。それでも摂取カロリーの分を消費できないでいますが。  地図は現地時間の12/19 20:05の位置です。      

南極日記(12)

特設

2024.12.19

南極日記(12)

 今日から日本との時差が4時間になりました。  今日は午前中、「しらせ大学」の最終回。南極の海の魚の生態、オゾンホールがなくなったら?、ペネトレーターの可能性、昭和基地での夏作業の注意点についての講義でした。  特に、魚の生態に関しては、昭和基地周辺の海で釣れる85%はこの魚という「ショウワギス」(美味しいらしい)の胃の中にあった魚卵が、なんと「ショウワギス」の卵だったという話(なぜ共食いするのか?食べるのはオスだけ?ということも研究する)や、水をとるだけで、どこに、どのような魚がどれだけいるのか分かるというお話が興味深かったです。  また、南極での研究は宇宙の研究と直結する部分が多いことは、他の講義でもお話される先生が多かったですが、ペネトレーターはそもそも月へ打ち込む地震計として構想されたものということや、火星への有人飛行や月の極(北極と南極)の氷の様子を調べる研究がこの後、本格化すること。月の極にある氷の実態が分かれば、それを利用して宇宙船の燃料を月で作り、将来的には月が地球に帰る燃料や、火星に行く燃料の補給地となる可能性があることなど、ワクワクするようなお話を伺いました。  ペネトレータは私も持ってみましたが、結構な筋トレになる重さでした。  そして、18日はハンバーガーの日ということで、ランチはハンバーガーでした。美味しかったです。 地図は、現地時間の12/18 12:  

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